「……お前みたいな奴、初めてだよ…。」













背中から聞こえる声をそのまま聞いていた。







「お前みたいな奴、すげぇ守りたくなる…。……………俺の所こいよ…。」





うしろから私をぎゅっと、優しく抱きしめる。




















つらくて、



かなしくて、



さびしくて、



そんな複雑な気持ちの私に、それは卑怯でしょ…。



私はゆうきの事、あまり好きでは無い。







でもこの時ばかりは、かっこよく見えた。