「が、我慢なんてしてないっ!はなしてっ!」 私は、ゆうきに言いながら、ゆうきの胸を押した。 ゆうきは、あっさりと私を離す。 夏祭りの時は、“はなして”なんて言っても離しては、くれなかったのに…。 なんか、わけわかんない。 「あっそ。じゃね。」 それだけ言い捨てて、私に背を向け歩く。 私、ばかだ。 何やってんの? さびしいからって、 つらいからって、 ゆうきを引き止めたら駄目じゃん……。