そこに立っていたのは。



子供だった。


子供といっても15、16ぐらいの男の子。


女の子の様に可愛くそして綺麗な。

真っ白な肌に真っ赤な唇。
そして鋭く大きな瞳。


“これが噂に聞いていた鬼?この子が?”

疑わずには居られなかった。


鬼『貴様らココを分かった上で足を踏み入れたのか?』

穂『ーおまえが鬼か?』

少し声が震えた。


鬼『オレを殺しに来たのか?上等!ちょうど退屈してたとこだ。』


穂『雪の。。。仇』

そう呟き。 刀を握り締めた。