最悪… 「ねぇねぇ…」 あたしを誰かが揺さぶってきた。 「…うるさいんだけど。」 そう言いながら伏せていた顔を上げた。 「君、転校生だよね?」 だったら何? つかお前…可愛らしい顔してるなぁ。 女みたい。 「そうだけど」 「ちょっと着いてきて♪」 今度は誰だよ!? 勝手に腕を引っ張りやがって… そのまま誰かわからない人になぜか屋上まで連れていかれた。 こいつらが現れたときのクラスの連中の反応をちゃんと見ていればよかったと後から後悔をする李和であった。