「キャー!!」 町に出たら奇声が聞こえた。 うるせぇ。 耳がキーンってなるんだよ。 「白狐のみなさんが揃ってる!!」 「あたしと付き合ってー////」 「何いってるのよ!あんたよりあたしのほうが可愛いんだから!!」 ………あほか…お前も顔面崩壊してる。 「はぁ!?何いってるのよ!?あんたなんてブスなのに!!」 女たちの醜い争いを無いものとしながら俺たちは足を進めた。