「どうした?」 将人が急いで扉を開けた。 こんなふうに急いでいるっとことはなんらかのトラブルがあったんだと思う。 「和希が…玄武のやつらに………っ」 「けがは?」 悠貴はパソコンをいじっている手を止めて将人の方を見ていた。 さっきまでグータラしていた二人も族モードになっていた。 ちなみに和希も俺らの仲間。 「幸い打撲だけです…相手は逃がしてしまいましたが…和希が覚えていました。一応和希は手当ての途中なんですが…呼びますか?」