胡蝶蘭

頼むから寝ててくれよ。



偉槻は音を立てないようにして部屋を出、素早く鍵をかけた。



カンカンと音が響く階段を恨みつつ、1段飛ばしで駆け下りた。



あいつ、何食うかな。



きっと重いものは食べないだろうから、サンドウィッチか?



おにぎりか?



それとも、ゼリーの方がいいか。



取り敢えず誓耶が食べられそうなものを買いあさろう。



待ってろ、誓耶。