胡蝶蘭

怖がらせて、傷つけて。



俺こそお前に見捨てられそうで怖い。



今夜だって、家に帰さずにここで寝かせた。



さすがに叔父夫婦もいい気はしないだろう。



誓耶に連絡は入れさせたが、今頃心配しているに違いない。



相手は未成年なのに…。



「くっそ…。」



何やってんだよ俺。



自己嫌悪が募る。



結局偉槻が寝付いたのは、深夜も近くなってからだった。