「行くぞ。」
言うと、こくんと頷く。
男のような言葉づかいで、常に突っ張っている彼女の弱さが見えた。
「立てるか?」
また無言で頷く。
が、一向に立ち上がらない。
「…。
立てないのか。」
毛布ごと引っ張るようにして、誓耶を持ち上げる。
誓耶は偉槻に引きずられるようにして立ち上がる。
「お前、さっき立てるって言ったじゃねーかよ。」
全然ダメだろ。
ほんっと、どんだけ弱ってんだこいつ。
対して付き合いの長くない男のところに助けを求めにくるくらいのことがあったのか?
「夕飯は?
食ったのか?」
「うん…。」
「そうか。
じゃあ、アパートに直行するぞ。」
偉槻は行き会った同僚に軽く会釈してから、裏口に向かった。
その背中に、無遠慮な視線が投げかけられる。
偉槻はその問うような視線に気づかないふりをして、扉を開けた。
誓耶が心配そうな顔で偉槻を見上げる。
「いい。」
何がいいんだと自分の言ったことに突っ込む。
取り敢えず、誓耶に心配させることじゃなかった。
このことは偉槻が何とか言い訳しておく。
言うと、こくんと頷く。
男のような言葉づかいで、常に突っ張っている彼女の弱さが見えた。
「立てるか?」
また無言で頷く。
が、一向に立ち上がらない。
「…。
立てないのか。」
毛布ごと引っ張るようにして、誓耶を持ち上げる。
誓耶は偉槻に引きずられるようにして立ち上がる。
「お前、さっき立てるって言ったじゃねーかよ。」
全然ダメだろ。
ほんっと、どんだけ弱ってんだこいつ。
対して付き合いの長くない男のところに助けを求めにくるくらいのことがあったのか?
「夕飯は?
食ったのか?」
「うん…。」
「そうか。
じゃあ、アパートに直行するぞ。」
偉槻は行き会った同僚に軽く会釈してから、裏口に向かった。
その背中に、無遠慮な視線が投げかけられる。
偉槻はその問うような視線に気づかないふりをして、扉を開けた。
誓耶が心配そうな顔で偉槻を見上げる。
「いい。」
何がいいんだと自分の言ったことに突っ込む。
取り敢えず、誓耶に心配させることじゃなかった。
このことは偉槻が何とか言い訳しておく。


