「あのっ 和希くんのことが好きです!! 付き合って下さい!!」 ………え?? 私は屋上へと向かう足を止めた。 私は昼休み、流伽に 『放課後、屋上に行ってごらん? 面白いものが見れるよ』 と言われたから屋上に向かっていたんだけど… 女の子の声を聞いた途端、私の体は動かなかった。 ……ここから逃げたい だけど、体は言うことを聞いてくれないんだ。