「それ、何?」 「あ??」 流伽はオレの左手を指して聞いてきた。 オレの左手にはさっき読んだラブレターが握られていたから。 「靴箱に入ってた 放課後に屋上だとさ。」 「ふーん、そっか」 オレが手紙の内容をさらっと言うと、流伽は何故か考え込んでしまった。 今日の流伽は一体どうしたんだろうか。