あの後、私と和希は一言も話さないまま、合宿は終わった。 そして今日は、合宿が終わってから、初めて学校に行く。 和希を起こした方がいいのか、和希の家の前で迷っていた。 すると、 「愛華ちゃん!おはよう」 和希のお母さんが玄関から出てきた。 「おはようございますっ」 「和希ね、今日は珍しく1人で起きたのよ! あ、待ってて、和希呼んでくるからっ」 と、和希のお母さんは朝からハイテンションで話した後、また家へと戻った。