鼻毛ダジャレ事件が一段落したあと、有名霊能者パカ子と無花果の対決が始まった。


「よーい、どんと言ったら進んでねというけど、どん!!」

と、曖昧なスタートで、勝負は始まった。


目隠しをしながら、パカ子と無花果は平均台を渡る。


「あ、トラップ仕掛けよ」

たぬきは無数のバナナの皮を等間隔で平均台の上に置き始めた


「あ、ちなみにこけた人は最初っからやり直しですよ」


―平均台でこける?そんな私はドジじゃないわ

余裕綽々のパカ子。しかし彼女は知らなかった。黄色い悪魔がすぐ足元にいることを。