貧乏なまりこ探偵局と愉快な仲間たち。

その事務所にクーラーなどあるはずもなく、扇風機二台で涼しさを味わっていた。

「おい、そろそろ寒くなってきたし、扇風機片付けるか」


尚このはなしは、ほとんど適当です。
季節がばらばらでも、気にしないで下さい。

では、ピザを食べてきます。


「そうですね。片付けるついでに、扇風機の埃取りもしといて下さい」

「ん…?ちょっと待て。俺が掃除するわけ?」

「無花果さんが言い出しっぺなんですから、無花果さんがやるのが道理でしょ」

「いや、弟子でやるお前がやるべきだ」

「そんなのがルールとして使ってるのは、無花果さんと実況四太郎ぐらいなもんですよ」

「誰だよ!!実況四太郎って」

「第一話で実況していたが、途中で消えた奴です」

「ああ、あいつか。てかあいつ、弟子がいるんだな」

「はい。ダニと塵とスカシカシパンです」

「いや、何それ!?どんだけ人徳ないんだよ!!」

「ちなみに、実況四太郎は、弟子の好きにさせるのが、一番いいと言ってました」

「単なる言葉が通じないだけだろ!!」

「ついでに弟子たち三人は最近分身の術を修得し、見分けがつけられないとか」

「絶対それ分身の術じゃないから」