『まりこ探偵局』

今日、ここに一通の依頼の手紙が入っていた。


「我が、まりこ探偵局に依頼とはな…珍しい」

「無花果さん、自慢気に言わないで下さい」


「たぬき、読んでみろ」


「僕の名はたぬきじゃありません」

とさらりと言ったあと

「では読みますね」

『まりこ探偵局の皆様へ
霊能者のパカ子という方をご存じでしょうか?この方はエセ霊能者です。どうか、暴いてみてちょんまげ
パツ子より』

「姉妹か?姉妹の醜い争いか?」

「名前似すぎですよね」

「何でルイー〇とマリ〇は一文字も当てはまってないんかな?」

「こんにゃく食べたからです」

「なるほど…え?」



ま、なんやかんやあり、二人はエセ霊能者パカ(ル?)子の正体を暴こうと、暴こうと…


「どこ行きゃいいんだ?」

「とりあえず、この依頼人のところへ…住所書いてねー」


ということで、エセ霊能者パカ子の家に行くことにした。

「いや、何で分かったんですか!?」

「話が進まないからだよ」

ボソッと、無花果がたぬきに言った。


「あれ?僕の名前たぬきに決定?」

「いいじゃん。いこうや、まるえ」

「名前を変えるな、名前を」



はい、パカ子家。

「ほほほほ、ではあなたたたちはは、私の正体を暴こうと?」

「"た"と"は"一個多くない?」

「てか、なに目的を正直に言っちゃってるんですかっ?」