★レナ★

レオンが副会長に立候補してきた。


いつもなら「うん」と言うのに、何故か今は迷っている。


一応、蛍もいるし・・・。


「あのぉ・・・」


私たちが勝手に進めているから、言いにくそうに亜真音さんが手を挙げた。


「はい。」


私が返事をすると、また小さな声で言った。


「私、会計がいいです・・・」