ラジオ中継の声を

聴きながら…


2人で今年の思い出を

思い返していた…


すると…


いよいよカウントダウンが

始まろうとしていた!



ざわめく人達…

鳴り響くDJの声…



カウントダウンが

始まった…



10


9


8



みんな声を合わせ

カウントを刻む…



7


6


5



雪…

雪が舞ってきた!

みんな空を見上げながら

カウントを続ける…



4


3


2


1



ハッピーニューイヤー!!



その声と同時に

花火が上がる!



冬空に打ち上げられた

鮮やかな花火…


舞い落ちる雪に

その閃光が当たり

キラキラと輝く!


幻想的な世界が広がっていた…


「キレイ…」



そう呟く彼女の横顔…


正直…


花火よりもその彼女の

横顔に僕は

釘付けだった…


色とりどりの

閃光に照らされた

彼女は

どの花火よりも

僕を魅了していた…