「はいっ…、すみません…」

やだ…もう!
恥ずかしいよ~!


「ちょっと!あなたの仕業でしょう!」

「そうだよ。たまき、かっこよかったよ」

「何が…、ひとりで答えすぎだって怒られたじゃない!」

「え、先生怒ってた?そうは見えなかったけど…」

「怒ってたよっ…、もう、恥ずかしいよぉ…。魔法使いだかなんだか知らないけど人のこと勝手に操らないでよ!」

「君は消極的過ぎるんだよ。それをどうにかするために僕は現れたんだ。君だって今のままの自分が好きじゃないだろう?」

「余計なお世話よ…、大体なんで私なの!?他にも苦しんでる人いるでしょう?」

「たまきが選ばれたんだよ。喜べ!」

「…はぁ、…あまりハデなことはさせないで」

「OK!」


次は体育。今日の授業は創作ダンス…、超を更に超えるくらい苦手だ………

「まぁ早川さん、上手じゃない!その調子その調子!さぁ、みんなも頑張って」

か…体が勝手に踊りまくって…
またマコトね!?
恥ずかしいよ~!
やめて~!!

いつまでも、いつまでも私の体は踊り続けていた。