モノクロ



キレイな白いスライド式の扉。

ソレをあけると、約30人分の視線が刺さる刺さる刺さる・・・

「今日から転校してきた高橋冬香さんです。」

先生がベタに黒板に大きく私の名前を書く。



「北海道から転校してきました。高橋冬香です。 東京は初めてで皆さんに迷惑かけることもあると思うんですけど、今日からどうかよろしくお願いします。」


・・・どうしよう・・・。

これでよかったの-----?

「じゃあ冬香さんの席は、佐々木さんと長田さんの隣にしてください。」

え・・・?鴇田さんの隣とか言われても分からないよ―――!!!

どうしよう・・・・

「こっちだよぉーー冬香ちゃん」

張りのある大きいアルトが後ろの方から聞こえる。



よかったぁ・・・・

「ありがとう。わざわざ呼んでくれて。」

「ううん。それより冬香ちゃんってお人形さんみたい~可愛い―!!!!」

お・・・お人形ですか・・・
それはすなわち小さいと。


なんかこの人、・・・天然?

「ううん。全然そんなんじゃないよ。それよりなんていう名前なの?」


「私?私は長田優姫(おさだゆうき)だよぉんでそっちの人・・・でっかい人は佐々木詩織(ささきしおり)ちゃんだよぉ」


「優・・・姫ちゃん?可愛い名前だね。よろしくね。」

「こちらこそよろしくねぇ~」

よかった・・・とりあえず友達作り成功かな?