私は出そうになる涙を抑えて、思いっきり彼を睨みつける。
想は一瞬何故か驚いたような顔をして、苦笑いをした。
「嘘つき。」
想は私の後頭部に手を回し、思いっきり腰をひきつけられる。
気がついたときには目の前が想の黒い瞳で覆われていた。
・・・何?コレ。
「んん!!!」
私は思いっきり想の胸を叩いた。
彼は私の唇から一旦離れ、私の耳元で囁いた。
「目くらい閉じろよ。冬香」
彼はもう一度私の唇を食べるみたいに噛み付いた。
・・・正夢??
私はそういって目を閉じた。
私は彼の胸を相変わらず叩き続けながら思った。
・・・私、やっぱりこの人にめちゃくちゃドキドキしてる。
