ボブの髪を少し揺らして、子顔の顔を少し傾ける。



やっぱり可愛いな~~優姫。


「どしたの~?ボーッとして」



「ううん。ただ優姫は可愛いなぁ・・・と思って。」



私は眩しいものでも見るように目を細めながら言う。




「・・・お人形さんみたいに可愛い冬香に言われても嬉しくも何ともないやい!」


イーッと子供みたいにいう優姫に私は少し笑ってしまった。


「お人形さんみたいって・・・ようは小さいってことでしょ??」




「女の子は小さい方が可愛いんだよ~?!」


優姫はトーぜんと胸を張っていう。


「でも全ッ然嬉しくないから!!詩織ちゃんみたいに可愛い人が羨ましいよ」



私は隣に座って帰りの支度をしているに目を向けていった。



「私?!・・・私は逆に高橋さんみたいに可愛くて女の子らしい人が羨ましい。私の今好きな人ね・・・?高橋さんみたいな人が好みなの」




詩織ちゃんは少しせつなそうに笑った。



「詩織ちゃん好きな人いたのぉ~~?!」


私よりも先に反応した優姫が驚いたような声をあげた。


「うっうん。一応よ?・・・好きな人っていうか、相手にされてないって感じ。」




「え~何ソレ。詩織ちゃんでも相手にされない相手なの?!」


私はビックリして目を丸くさせて聞き返した。