「私は…… 圭斗さんで」 俺? まじ? 「じゃあ、圭斗、しっかり面倒みろよ」 「………」 「じゃあ、荷物運びます」 「イタ…」 「俺がやる。部屋に行ってろ」 「でも」 「ありがとうございました」 「迷惑かけんなよ?」 「はい」 〜夜〜 「(寝れない…)」 「……………」 「圭斗さん、電気消しちゃダメですか?」 「あぁ、ダメだ」 「なんでですか?」 「暗くて何も見えないだろ」 「………」 「俺、暗いところが苦手なんだ……」 「えっ?」 「誰にも言うなよ?」 「はい」