「ゆ、優貴…くん?」


「ん?」


俺の背中に腕を回す有香。


「どうしたの?」


「有香ちゃんがかわいすぎるから」


俺は有香と少し離れた。


「優貴くん?きゃっ!!」


俺は床をお姫様だっこしてベッドまで運んだ。


俺だって男だ。


男はみんな狼なんだよ?


有香ちゃん…


「有香…いいか?」


有香は小さく頷くだけ。