君に触れたくて、口実



私も特に気にすることもなく、さっさとこのプリントの束を職員室に届けて帰りたいなと思っていた。


もう放課後だし、今日は読みたい小説があるし。家に早く帰りたい。




歩くスピードを少し早くして歩いていたら、バタバタという足音がだんだん近づいてきた。

もしかしなくても端に寄っておいた方がいいのかな、と思って、くるっと後ろを振り返った、その瞬間だった。




「っえ、」

「おわっ!」