あたしの仮旦那は兄貴の親友

ごめんなさい…ごめんなさい

あたしはなんてことをしてしまったのだろう

「果恋? 起きたの?」

寝室に入ってきたあいつが
ベッドに座ると
あたしの額を優しく撫でてくれた

「泣いてるの?」

「ごめん…なさい
あたし、赤ちゃんを守れなくて」

「果恋が無事に帰ってきただけ
僕は嬉しいよ
子供は残念だったけど
二人でまた作ればいい」

「ごめ…ごめんなさい」

「謝らないで」

「ごめんなさい」

「謝らなくていいから」

「ごめっ…」

「果恋…謝るなっ
頼むから…謝らないで」

あいつが声を震わせて
あたしをぎゅうって抱きしめてくれる

強くて
苦しくて

腕が痛いよ