「……ほんとバカ」 隼人はあたしを見て、そう笑った。 夕日で赤くなってるのか、ただ単に赤くなってるのか、 分からないけど、隼人の顔が真っ赤なのは、分かる。 あたしも隼人につられて、顔が熱くなる。 隼人の手から伝わってくる真剣さに、あたしの心臓は破裂寸前。