「あっははははははは!!!」


「おい!安奈笑いすぎだ!」



「だって!別れようとした理由が、『子供っぽすぎるから』!あはははは!」



机をバシバシ叩いて、大笑いをする安奈に対して、


「安奈ちゃん。そんな笑ったら亜美菜ちゃん可哀想だよ」



「うっ……」


“可哀想”。
その言葉があたしの胸にグサッと突き刺さった。




「比奈逆効果」


ったく…と蘭ちゃんが本をパタン、と閉じる。