「………亜美菜!お礼言おうよ!」 「…お礼?」 「この前家まで送ってもらったんでしょ?」 「そっか、お礼… でもあたし隼人の連絡先も高校とかも知らないし…」 そう言いながら、机に頭を伏せて、携帯をいじる。 「それならあたしに任せて♪ ……はい!」 安奈ちゃんがバックの中のポーチから取り出したのは、 1枚の紙。 「……なにこれ?」