「……隼、人…」 「…ん」 隼人の名前を呼んだ瞬間、なんだか胸の奥が熱くなって、 胸がキュウ…ってなる。 「……ここ、あたしの家だから…」 「…ん、じゃーな」 結局家の前まで送ってくれた隼人がまた歩き出した。 隼人はどんどん遠くなっていく。 「……………隼人!!」 あたしは近所迷惑なんて考えずに、大声で隼人を呼んだ。