「おい渡てめ「俺に任せて」」 少しキレ気味の俺に、歩夢に聞こえないような小声でそう言った渡。 「んだよ」 「歩夢、隼人大人の階段上るんだって」 俺に任せてってどういうことだよ しかもなんか勝手なことをペラペラと… 「……大人の階段…?」 「そう。詳しく聞きたくない?」 ニヤリと笑いながら歩夢にそう言った。