「隼人はさー、なんか好きな髪型とかある…?」 突然言った、こいつの言葉を不思議に思いながら空を見た。 …あ、一番星。 「なんで?」 「…隼人が好きな髪型したいなって、思って」 暗闇で顔がよく見えないけど、電柱の光で一瞬だけ見えた、あいつの真っ赤な顔。 その姿が、なんだかすごく可愛いくて、 すごく愛しく感じた。