「ハハ・・ばかだなぁ、樹花は!
そんなの、アイツは樹花と居ることが幸せだから、来るんじゃん!
ナニ言ってんだか!」
アスカはおどけてみせた。
しかし、樹花はその調子に乗ってはこなかった。
「アスカさん・・・」
「うん・・・」
「私ね・・自分がこんなに醜い人間だなんて・・思ったことなかった・・・」
「当り前じゃん!樹花が醜かったらあたしなんかとっくに化け物だよ!」
「フフ・・・私・・ビックリしてるんです・・自分で・・・」
「うーん・・・そんなでもナイと思うけど・・・」
アスカは少し落ち着いてきた樹花に、内心ホッとしていた。
「ピカちゃんの事を思っているのなら、ピカちゃんの好きなようにさせてあげよう・・って・・・
そう思おうとしてたのに・・・」
「う・・ん・・」
「それがね・・・思えないんです・・・」
「まぁ・・そんな必要ないからイイんじゃない?!」
アスカは軽く言ってみせた。
「相手の女の人が・・羨ましくて・・・羨ましくて・・・
私があの人になれたら、ピカちゃんは私を見てくれるのかな・・なんて・・・
私・・・自分のコトばっかり・・・サイテーのカノジョ・・・
なんにもピカちゃんの為じゃなくて・・・自分の為じゃない!って思ったら・・・
なんだか何もかも分からなくなっちゃって、好きになるって何だろう・・・
愛してるって何だろう・・・全部・・・ただの自分勝手なんじゃないか・・って・・・」
アスカは樹花の思いを黙って聞いていた。
「・・でもね・・こんなサイテーの私でも・・やっぱり・・ピカちゃんを失いたくないんです!
サイテーだって分かってるのに・・分かってるのに・・・
アスカさん!どうしたら・・どうしたら諦められますか?!
こんなに好きな人のコト!・・どうしたら・・・」


