「そう。
しかし・・その炎を、あなたの言う正義に置き換える域に達するには、あなたはまだまだ未熟。
これから、長い時間をかけて、この暗闇で修行をしなければならないわ。
それでもいいの?」
「僕はもう・・・失うモノは在りません。
ただ・・弱い者が踏みにじられるしかない世界を変えたい。
苦しみを・・受け入れる事しか出来ない者たちを、救いたい。
そのためなら・・どんな修行も・・辛くはありません。」
「後悔はないわね?!」
「はい。」
サージェルがそう返事をすると、光への道は段々と細くなり、全く見えなくなった。
辺りは、ただ無限の闇だけがあった。
「サージェル・・・では、あなたは生前の名前を変えなくてはなりません。
私たちの世界の、仲間として。」
「生前・・・?
僕は・・死んだんですか?!」
「そうです。
森の中で、矢を受け、そのまま炎に焼かれ、誰にも埋葬されず、亡くなりました。
あなたの家族も、鹿の親子も、誰にも弔われず、屍は地に帰りました。」
サージェルの中の火が、一段とその炎を強くした。
「父さま・・母さま・・・どんなに無念だった事か・・・
息子の僕まで殺されて・・・
誰にも弔われず・・・」
「たった今から、あなたの名前はナイジェルとします。
Nの韻を授かり、皆があなたをそう呼ぶでしょう。
ナイジェル・・しっかりと、修行に励みなさい。」
「はい・・・」
ナイジェルの澄んだ青い瞳は、曇った空を映した海の色へと変わった。
しかし・・その炎を、あなたの言う正義に置き換える域に達するには、あなたはまだまだ未熟。
これから、長い時間をかけて、この暗闇で修行をしなければならないわ。
それでもいいの?」
「僕はもう・・・失うモノは在りません。
ただ・・弱い者が踏みにじられるしかない世界を変えたい。
苦しみを・・受け入れる事しか出来ない者たちを、救いたい。
そのためなら・・どんな修行も・・辛くはありません。」
「後悔はないわね?!」
「はい。」
サージェルがそう返事をすると、光への道は段々と細くなり、全く見えなくなった。
辺りは、ただ無限の闇だけがあった。
「サージェル・・・では、あなたは生前の名前を変えなくてはなりません。
私たちの世界の、仲間として。」
「生前・・・?
僕は・・死んだんですか?!」
「そうです。
森の中で、矢を受け、そのまま炎に焼かれ、誰にも埋葬されず、亡くなりました。
あなたの家族も、鹿の親子も、誰にも弔われず、屍は地に帰りました。」
サージェルの中の火が、一段とその炎を強くした。
「父さま・・母さま・・・どんなに無念だった事か・・・
息子の僕まで殺されて・・・
誰にも弔われず・・・」
「たった今から、あなたの名前はナイジェルとします。
Nの韻を授かり、皆があなたをそう呼ぶでしょう。
ナイジェル・・しっかりと、修行に励みなさい。」
「はい・・・」
ナイジェルの澄んだ青い瞳は、曇った空を映した海の色へと変わった。


