西の空で、太陽がオレンジ色に焼けていた。
「ああ・・・サージェル・・・・サージェル・・・
・・・そうだわ・・・もう・・・これしか・・方法はないわ・・・」
母親は、フラフラと歩き出した。
歩き出した先は、夫の仕える王の居る城だった。
「王様に・・王様に・・お願いしなくちゃ・・・」
母親は、正常な意識を脱していた。
王族で無い者が、王に対して意見をするなど、この国では死罪同然であった。
しかし、愛する息子の為・・・
自分に出来る事は、この事以外に思いつかなかった。
丁度その頃、山焼きの為の兵隊たちが、馬に乗り、間もなく出立する準備を整え終えたところだった。
城内に、山焼き隊の隊長が、慌ただしく走ってきた。
「ガイル殿!!・・ハァ・・ハァ・・・」
隊長に呼ばれ、ガイルは振り返った。
「なんですか、隊長・・騒々しい。
山焼き隊は、もう出発せねば、日没に間に合いませぬぞ!!
何をやっておられるのだ。」
そう答えたガイルという男は、王の側近であり、サージェルの父親であった。
「そ・・・それがっっ・・・」
隊長は、辺りをキョロキョロと確認し、ガイルに耳打ちをした。
「なっ・・・何ですと・・・サーシアが・・・?!」
「ハイッ・・・城門の前まで来られて・・・私がいち早く気付き、今お引き留めしているのですが・・・」
隊長は汗だくになりながら、状況を報告した。
「ああ・・・サージェル・・・・サージェル・・・
・・・そうだわ・・・もう・・・これしか・・方法はないわ・・・」
母親は、フラフラと歩き出した。
歩き出した先は、夫の仕える王の居る城だった。
「王様に・・王様に・・お願いしなくちゃ・・・」
母親は、正常な意識を脱していた。
王族で無い者が、王に対して意見をするなど、この国では死罪同然であった。
しかし、愛する息子の為・・・
自分に出来る事は、この事以外に思いつかなかった。
丁度その頃、山焼きの為の兵隊たちが、馬に乗り、間もなく出立する準備を整え終えたところだった。
城内に、山焼き隊の隊長が、慌ただしく走ってきた。
「ガイル殿!!・・ハァ・・ハァ・・・」
隊長に呼ばれ、ガイルは振り返った。
「なんですか、隊長・・騒々しい。
山焼き隊は、もう出発せねば、日没に間に合いませぬぞ!!
何をやっておられるのだ。」
そう答えたガイルという男は、王の側近であり、サージェルの父親であった。
「そ・・・それがっっ・・・」
隊長は、辺りをキョロキョロと確認し、ガイルに耳打ちをした。
「なっ・・・何ですと・・・サーシアが・・・?!」
「ハイッ・・・城門の前まで来られて・・・私がいち早く気付き、今お引き留めしているのですが・・・」
隊長は汗だくになりながら、状況を報告した。


