「エリー?!どうしたの? 行くよ!!」
ミユが絵里香の後方から叫んだ。
ミユとサツキは、出口まであと数歩の所に立っていた。
あと少しで、最愛の人たちに会える。
とても怒られるかもしれない。
ぶたれるかもしれない。
それでも、普段の生活に戻りたかった。
「・・・どうして・・?
・・身体が・・動かないの・・・」
絵里香のその言葉を聞き、ミユとサツキは身体ごと絵里香の方を振り向いた。
ミユとサツキは、再び見つめ合った。
2人の気持ちは同じだった。
絵里香も一緒に帰る事。
3人で始めた事・・・
終わるのも3人一緒・・・
そう思った。
2人は、再び絵里香の元へ戻ろうとした。
ガラス越しに待っていた両親は、再び泣きながら我が子を呼んだ。
佐々木は、持ってきたポリタンクのフタをクルクルと回転させた。
ニヤニヤと笑う顔で、令子たちを眺めながら、そのフタを取ると、ポリタンクをガッと一蹴りした。
ポリタンクの中からは、コポコポという音で液体がこぼれてきた。
その液体は、鼻をつく異臭を放った。
『石油?!』
その液体は、みるみる令子達の場所を通過し、自動ドアの方まで流れて行った。
液体の散乱に、ビルの入り口付近は一層慌ただしくなった。
現場に居た警官が随所に連絡を取りだした。
「絵里香ちゃん・・入り口まで走って・・・」
令子が声をかけた瞬間・・・
さきほどまで、佐々木を覆っていた空気が、今度は絵里香を支配していた。
佐々木はボーッとしたまま、気が抜けたように立っているだけだった。
ミユが絵里香の後方から叫んだ。
ミユとサツキは、出口まであと数歩の所に立っていた。
あと少しで、最愛の人たちに会える。
とても怒られるかもしれない。
ぶたれるかもしれない。
それでも、普段の生活に戻りたかった。
「・・・どうして・・?
・・身体が・・動かないの・・・」
絵里香のその言葉を聞き、ミユとサツキは身体ごと絵里香の方を振り向いた。
ミユとサツキは、再び見つめ合った。
2人の気持ちは同じだった。
絵里香も一緒に帰る事。
3人で始めた事・・・
終わるのも3人一緒・・・
そう思った。
2人は、再び絵里香の元へ戻ろうとした。
ガラス越しに待っていた両親は、再び泣きながら我が子を呼んだ。
佐々木は、持ってきたポリタンクのフタをクルクルと回転させた。
ニヤニヤと笑う顔で、令子たちを眺めながら、そのフタを取ると、ポリタンクをガッと一蹴りした。
ポリタンクの中からは、コポコポという音で液体がこぼれてきた。
その液体は、鼻をつく異臭を放った。
『石油?!』
その液体は、みるみる令子達の場所を通過し、自動ドアの方まで流れて行った。
液体の散乱に、ビルの入り口付近は一層慌ただしくなった。
現場に居た警官が随所に連絡を取りだした。
「絵里香ちゃん・・入り口まで走って・・・」
令子が声をかけた瞬間・・・
さきほどまで、佐々木を覆っていた空気が、今度は絵里香を支配していた。
佐々木はボーッとしたまま、気が抜けたように立っているだけだった。


