≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜


絵里香はそれ以上、返す言葉が思い浮かばなかった。

しかし、サツキはやっとつかえていたトゲが取れたかのように、喋り続けた。



「わたし・・・先輩から『好きだよ』って言われて・・・

信じてたのに・・・信じてたのに・・・・

だから・・・だから全部あげたのに・・・

なのに・・・

私の全部をあげても先輩は・・・

私を全身で愛してくれるんじゃなくて・・・

先輩のお気に入りのゲームの一つ・・くらいな扱いで・・・

気に入らなければポイって捨てられるの・・・

すべてをさらけ出しても、ホンキで愛してもらえないって・・・

すごく・・・すごくね・・・・

惨めで・・・情けなくて・・・こんな私・・・

この程度の私なんて・・・消えちゃいたい!!

もう・・・生きていたって、絶対いいコトなんかないんだよ!」



ポロポロとさつきはまた、涙をこぼした。

絵里香はボー然としていた。



「サツキ・・・今回はさ・・・相手が悪かったんだ!って!

矛先を自分に向けちゃダメだよ!」


言葉を返せるのはやはりミユだけだった。



「愛・・・」



「ん?なに?」


絵里香はサツキの呟きがよく聞き取れなかった。



「愛って・・・なんなんだろうね・・・


どんなカタチしてるんだろうね・・・」



絵里香もミユもその問いには答えることが出来ないでいた。