≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜


「そんなこと?!!バカだよサツキ!たかだかオトコ1人のために、な~んでまだ若いサツキが死ななきゃいけないワケよ!勿体ない勿体ない!やめときなって!そんなヤツ!!」



ミユは、こういう時の慰め方を結構心得ている。


恋愛に疎い絵里香は、特にうまい言葉は思いつかなかった。



「でも・・・どうしてホンキじゃないって分かったの?」



とりあえず、絵里香も疎いながらサツキに理由を訊いてみた。





「他の女の人から・・・よく電話とか・・・メールとか来るから・・・・

私と居る時くらい電話取らないでって言ったの・・・

結構楽しそうに喋ったりしてるから・・・・」



「うん・・・それは・・・確かにいい気分しないよね・・・」



絵里香は精一杯返事をした。



「そしたら・・・先輩・・・・そんなのオレの勝手だ!って・・・

私も・・・・そう言われると、そーなのかもしれない!って思ったんだ。

だから、先輩に謝って・・・でも・・・気持ちが欲しくて・・・」




「そーだよね・・・・」



絵里香には『気持ちが欲しい』という意味があまりよく分からなかった。




「せめて他の女の子の電話に出る時くらい、私と一緒に居ること伝えて!って頼んだら・・・

オマエ何様のつもりだ?!!・・・って言われて・・・

オマエなんかよりイイ女は一杯いるんだ・・・って。

たかが数回寝たからって彼女面するなって・・・・。」




「ね・・・・寝た・・・?!!」



絵里香は平静を装いながらも、心拍数がかなり上がっていた。

いつもの仲間が、自分とは違う大人の世界にもう足を踏み入れていた事実に、
正直舞い上がっていた。

ミユを見ると、ミユも苦い表情を浮かべていた。