「あ、私、車のところまで行くよ。」


「いいよ。ここで。」


あーぁ…


このまま時間が止まればいいのに…




「じゃあまた電話する。」


「うん。
練習頑張ってね。」


俺は玄関に誰もいないことを確認して真鈴にキスをした。



「またな。」


「うん。」