ピンクのタオル~another story~

「あ、コーヒーありがとう♪」


そう言って愛美はコーヒーを飲んだ。



「尚くん、最近調子どう?」


「普通かな?
愛美は仕事頑張ってる?」


俺はもらったケーキを食べながらそう言った。


ケーキは甘くてすごくおいしかった。




「今度、雑誌の表紙を飾ることになったんだぁ!」


愛美はすごくうれしそう。



「またお互い忙しくなりそうだけど会える時会おうね!」


そう言って笑う愛美を見ると


なかなか言い出せなかった。


『別れよう』っていう言葉を――