ピンクのタオル~another story~

『もしもし?
僕、内海尚人っていいます。
真鈴さんとお付き合いさせてもらってます。』


『あらー!
私、野球選手と話してるわぁ!!』



真鈴のお母さんはそう言った。



『娘がいつもお世話になってます。』


『いいえ。
実は真鈴さん気分悪いみたいで今、僕の家に来てるんですよ。
今日は俺の家に泊めさせますので。』



今日は家に帰さないから…


真鈴のお母さん、嘘ついてごめんなさい。


今日だけは許してください。




『あ、そうなんですか?
じゃぁお願いしますね。』