『尚人、ごめんな。
あんなきつい言い方して…
尚人傷ついてんのに…』


『いいよ、もう。
翔太から聞いたよ。全部…
お前の過去…』



『そっか…』



鉄也は黙ってしまった。


何を言えばいいのか分からず


俺も黙っていた。




『尚人、俺、彼女ほしいって言ってるだろ?
だけどな誰でもいいってわけじゃない。
別れたあいつとより戻したいんだ。
だけどあいつには彼氏がいる。

もう、戻りたくても戻れないんだ。
尚人には後悔してほしくないんだ。』


鉄也も思いが伝わってくる。