「なー、尚人!」

練習中、話しかけてきたのは鉄也だった。




「ん?どーした?」


「今度、真鈴ちゃん紹介してよ!
見てみたいんだけど!
尚人を夢中にさせてる真鈴ちゃん♪」



「………。」


恥ずかしくなって言葉が出なかった。


確かに俺は真鈴に夢中だ。


どうしようもないくらいな。






「いいー?」


「ん~俺は別にいいけど真鈴に聞いてみるわ。」