宴会もお開きになり
みんなばらばらと帰って行った
縁側で月を眺めている和成様を見つけた
「大変な戦になるのですね…」
「椿―…」
ぽんぽんっと自分の横をたたき
あたしが座るようにおっしゃるので
和成様の横に座った
「?!」
急に肩を抱いてきた和成様
「大丈夫、何があっても椿は守る」
いつものお優しい雰囲気の和成様と違い
どっしりと構えた落ち着いた雰囲気の和成様
これがまた格別にかっこよくて…
あたしは和成様に心臓の音がばれないか心配だ
「ほんと、今日の着物
似合ってる」
「もっ、もったいないお言葉です…」
「このまま連れて帰りたい」
「えっ…?!」
和成様にぎゅっと抱きしめられて
今にも心臓が飛び出しそうだ
「まっ…この戦が終われば連れて帰るから…そのつもりで」
そー言って帰って行かれた
あたしは今、ゆでダコだろう…
