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「椿様」
「はい?」
部屋にいると家来の方が来た
「滝次様がお見えです」
「滝次様が?」
「はい」
家来の方に連れられ、滝次様の待つ部屋へ
龍様じゃなくてあたし…?
「失礼します」
「おぉ」
「お待たせして申し訳ありません」
「いや、突然来て悪かった」
「いえ、どうなさったのですか?」
すると滝次様はニッコリ笑って
「椿に会いたかっただけ」
普段あまり笑われない滝次様
その屈託ない笑顔に
あたしはドキドキしている
滝次様の笑顔はどこまでもお綺麗でかっこいい
「龍、椿を独り占めしすぎだ…」
「ひっ、独り占めって…」
「とにかく、この戦が終わったら…」
先ほどの笑顔は消え
一瞬にして普段の滝次様に戻られて
鋭い目付きで
「…椿をもらう。」
え―…?
もらうって、何の事?
「じゃあな、俺、会議いってくる」
「いっ、行ってらっしゃいませ…」
あたしの頭をぽんぽんっとして部屋を出て行かれた
