「あのさ、俺・・・」 「うん・・」 ちらりと翔を見ると、顔が少し赤くなっていた。 「俺・・・ずっと麻衣のこと好きだったけどな・・・」 ・・・・・・・ 「・・・・え!?」 その言葉を理解するのに、すこし時間がかかった。 「だから・・・」 あたしは持っていた傘を落とした。