《完》シークレットコードにご用心

萌々香は顔を近づけて
PC画面の文字を目で追い、
しばらくすると、


「……うん。

別に間違ったことは
書いてないけどぉ?」


「フン――――そうか」


短く答えた伊織の唇に、
ゆっくりと、自信ありげな
笑みが浮かんだ。


―――え? な、なに?


キョトンとして見守る
あたし達の中央で、伊織は
ニヤニヤと不敵な笑いを
続けながら、


「――おもしろい。

どうやら、今までにない
凝ったラストミッションが
できそうだ―――」




そう、ポツリと
呟いたのだった――…。





     ☆☆☆☆☆



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