《完》シークレットコードにご用心

「え、あ、そう? やっぱ?」


「あったり前じゃん!

てゆーかボクけっこう
ファンなんだよ〜っ!

モモが雑誌で着てた服とか
いっぱい持ってるし!

あ、ねぇねぇ、サイン
もらっていい!?」


「もちろん なんにでも
書いちゃうよぉ〜♪」


キャッキャと騒ぎ出す
二人に、伊織がしかめ面で
眉間を揉みつつ、


「――サインは後だ!

そんなことより
事情を説明しろ!!」


ピシャリと落ちた雷に、
萌々香はキャッとカワイク
首をすくめて、


「事情も何も。
見たらわかるでしょ〜?

子供の頃からお茶の間の
人気者で、どこ行っても
バレちゃうんだから。

騒がれないように、
変装して学校来てるだけよぉ」