《完》シークレットコードにご用心

言葉は途中で飲み込んじゃう。


一瞬のうちに、あたしは
硬直しちゃってた。


だってだって……そこに
いる、床に倒れたままの
萌々香は………!


「え―――カ、カツラッ!?」


カン高い声で叫んだのは藍。


見ると、周囲の他の
メンバーも、あんぐりと
口を開けて萌々香を眺めてた。


………ムリもない。


コケた萌々香からは、
今の今まで彼女の髪だと
思ってたオサゲの黒髪が
スッポリと外れ。


まるっきし対照的な、
キンパツに近い明るい
茶髪が、姿を現して
たんだもん……。


「ウソ………。最悪……」


あたしは思わずめまいを
覚えつつ漏らしてた。