《完》シークレットコードにご用心

ようやく決意したように
立ち上がると、テーブルに
パンッと両手をついて、
こう言った。


「――わかった、この話は
もういい。次の手に移る。

だが、一応言っておくぞ。

相手は政治家だ。
ただの一般人に仕掛けるの
とは、危険の度合いが違う。

それでも、いいんだな?」


緋月、光琉、藍……。

伊織は3人を、ジッと
探るような瞳で見ていった。


「何を今さら。

そんなことでためらってて
どうするの♪」


「そうだぜ。

相手が誰だって、
最後まで手は抜かねー!」


「その通りだね♪

ここまで来てビビッて
ちゃ、ESCODEの名がすたるよ?」