《完》シークレットコードにご用心

「………………!」


思わず息を飲んでしまう
くらいの剣幕だった。


普段の冷静な渋谷さん
からは、想像もできない
ほどの激しさ。


(これが……演技なの……?)


正直――あたしには、
とてもそうは見えない。


もし、自分の直感を
信じていいなら。


……これは演技なんかじゃない。


そう、思えた。



ふと気づくと、伊織、緋月――…

ううん、それだけじゃない。


あたしの周りのみんなが、
一様にチラリと視線を
交わしあってた。


もしかして、みんなの
気持ちもあたしと同じ……?



あたしもひとりひとり、
メンバーの目を見てみる。